2012年12月1日掲載

「インプラントのための顎骨・歯槽骨の再建」をテーマに

<font color='green'><b>第16回 顎顔面インプラント学会学術大会開催</b></font>

<font color='green'><b>第16回 顎顔面インプラント学会学術大会開催</b></font>
 さる12月1日(土)、2日(日)の両日、北九州国際会議場(福岡県)にて、第16回 顎顔面インプラント学会学術大会(高橋 哲大会長、瀬戸★(かん)一理事長)が、550名以上の参加者を集め盛大に開催された。  今大会は「インプラントのための顎骨・歯槽骨の再建 ―エキスパートに聞く―」をメインテーマに、特別講演、一般口演、シンポジウム、ランチョンセミナー、モーニングセミナー、市民公開講座、ポスター掲示などが用意され、幅広く充実した内容となった。  初日の特別講演として、Nils-Claudius Gellrich氏(ハノーバー医科大、ドイツ)が登壇。3Dプランニング時のディシジョンメイキングについて、氏の術式を供覧しながら詳説した。また、三部構成となったシンポジウムでは、それぞれ上顎再建、下顎再建、上顎前歯部について、メインテーマにあった内容の講演が展開された。  2日目の特別講演では、Stefan Lundgren氏(ウメオ大、スウェーデン)が自身の症例を交えながら、グラフトレスでの上顎臼歯部再建について述べた。続いて口腔インプラント学会合同シンポジウムが開かれ、座長の瀬戸氏のもと、両会の取り組みや今後の協力について、古谷野 潔氏(九大大学院)、矢島安朝氏(東歯大)、春日井昇平氏(医歯大)が講演し、その後、熱っぽいディスカッションが展開された。途中、国際インプラント手帳についても言及され、多くの質問がなされていた。  別会場では、両日とも発表7分/討論3分の形式で一般口演が行われ、幅広いテーマについて語られていた。 (★は「日」に「完」)

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