2014年10月20日掲載

「矯正歯科の新機軸を捉える」をテーマに

<font color="green"><B>第73回日本矯正歯科学会大会開催</B></font>

<font color="green"><B>第73回日本矯正歯科学会大会開催</B></font>
 さる10月20日(月)から22日(水)の3日間、幕張メッセ(千葉県)にて、第73回日本矯正歯科学会大会(葛西一貴大会長、石川博之理事長)が「矯正歯科の新機軸を捉える」をテーマに開催された。第73回目を迎える今回は、臨床セミナー、シンポジウム、特別講演、スタッフ&ドクターセミナー、JOSフォーラムをはじめ、第5回日韓ジョイントミーティングの併催など多彩なプログラムが用意され、多数の参加者で賑わった。  特別講演1(座長:五十嵐 薫氏、東北大大学院歯学研究科口腔障害科学分野)では、来年9月にロンドンで開催される第8回国際矯正歯科会議世界大会の大会長を務めるDr. Jonathan Sandler(英国チェスターフィールド王立病院顧問矯正歯科医)が、「テンポラリーアンカレッジデバイス(TADs)について本当にわかっていること」と題し、TADsにまつわる論文と自身の臨床例を紹介しながら、TADsの適応症や利点・欠点について触れた。  また、併催で行われた日韓ジョイントミーティングは、日本矯正歯科学会(JOS)と大韓歯科矯正学会(KAO)の学術交流の絆を深めることを目的に、日本と韓国で隔年開催され、日本での開催は4年ぶりとなる。本ジョイントミーティングでは「Treatment for patients with vertical problems」をテーマにシンポジウムが行われ、日本、韓国双方から3名が登壇し、歯列・咬合・顎顔面骨格に関するアプローチについて意見交換をした。  なお、次回の第74回大会は、2015年11月18日(水)から20日(金)にかけて、福岡国際会議場(福岡県)で開催される予定。

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