2015年12月10日掲載
「Straumann® Roxolid® インプラント」新製品発表会開催
「Roxolid® SLActive®インプラント」は、チタンにジルコニウムを配合することで、現在数多く採用されているグレード4の純チタンに比べて20%以上の強度が示され(ISO14801によるインプラントアバットメントの疲労強度試験)、強度のみならず早期治癒を考慮し開発されたインプラントとなっている。
会場では、嶋田 敦代表取締役社長によるオープニングスピーチの後、矢島安朝氏(東歯大水道橋病院長、口腔インプラント学講座教授)による講演「『Roxolid®』『SLActive®』:Early Healingの科学的背景」、勝山英明氏(神奈川県開業)による講演「『Roxolid®』マテリアル開発とその背景」、飯島俊一氏(千葉県開業)による講演「『Roxolid®』インプラントの臨床的有用性」がそれぞれ行われた。
講演では、「Roxolid®」インプラントの発売によって低侵襲治療が可能になり、治療オプションの拡大などに期待が寄せられる一方で、強度が向上することによるアバットメントならびに上部構造の強度の問題や、さらなる研究結果の集約など、長期予後を実現するための課題も挙げられた。
世界トップシェアを誇るインプラントメーカーがアピールする新製品。日本市場でどれほど普及するか注目が集まる。