政治|2024年5月24日掲載

末瀬一彦常務理事より国際渉外に関する報告事項が共有される

日歯、定例会見を開催

日歯、定例会見を開催

 さる5月23日(木)、歯科医師会館において日本歯科医師会(以下、日歯、高橋英登会長)による定例記者会見が開催された。冒頭の高橋会長の挨拶の後、末瀬一彦常務理事より資料をもとに主に以下の3点が共有された。

 1つ目は、4月19日から21日の会期にて開催されたIDEM 2024(シンガポール国際デンタルショー)において、主催者より公式行事の招待とともに演者推薦依頼を受け、高橋会長の代理として末瀬氏が出席したことが報告された。末瀬氏は「Current Status and Prospects of Digital Dentistry in Japan」の演題にて講演を行い、日本における歯科医療の現状をはじめ、保険診療においても積極的にデジタル機器を使用した技術を収載し、高いレベルの歯科医療を提供していることをアピールしたことが述べられた。

 2つ目には、5月2日から5日の会期にて開催されたAPDF/APRO第45回アジア太平洋歯科大会(台湾)において、末瀬氏を団長として日歯国際渉外委員会らが18年ぶりに出席したことが報告された。本大会は2006年から脱退していたが、昨年オーストラリアのシドニーにおいて開催されたFDI世界歯科大会にて、運営体制の課題が定款の改訂によって解消された報告を受け実現したものである。なお、今回はオブザーバーとしての参加であったものの、本大会総会において全会一致で日本の復帰が認められたため、次年度より正式な会員国として復帰することが説明された。

 3つ目は、台湾花蓮地震に対して、日歯より100万円の義援金を台湾歯科医師会に送金したことを受け、台湾保健大臣から感謝状が授与されたことが報告された。

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