社会|2020年5月28日掲載
モリタと阪大歯学部、共同研究開発をスタート
本会見は、「歯科診療認識AIチェアユニット」の共同研究開発を本年4月より開始するため開催されたもの。本プロジェクトは、大阪大学で開発したAIとモリタ製作所が開発したIoTセンシング付き歯科用チェアユニットとの統合を行い、2025年の大阪万博までに歯科診療ビッグデータ構築基盤の整備を目指す。将来的には「歯科診療認識AI チェアユニット」を普及させ、世界中の歯科診療状況をモニタリングしたビッグデータを集積・解析することにより、診療の効率化と医療安全向上の両立を目指すとのこと。
会場では、新型コロナウイルス感染拡大の影響をふまえ、主催者によるビデオメッセージ「2025年の大阪万博までには実用化されたものを皆さんに示したい」(村上氏)、「今回の共同研究の成果物が新たな診療と教育のプラットフォームとしてシナジー効果を生み出し、今後の歯科医療の発展に大きく寄与することを願っている」(森田氏)、「『歯科診療認識AIチェアユニット』を構築し、診療のさらなる効率化とアシスト機能の充実、歯科教育への貢献をしたい」(塚本氏)と、研究内容報告が行われた。
その後、別室において実際の歯科治療をイメージしたデモンストレーションが行われ、報道関係者の関心を集めていた。