社会|2025年1月28日掲載
歯科衛生士のやりがいと価値を共有する機会に
第7回歯科衛生士スタディグループ奥山会、ハイブリッド形式にて開催
さる1月26日(日)、第7回歯科衛生士スタディグループ奥山会(奥山洋実主宰)が、「歯科衛生士になって良かった!」をテーマに連合会館(東京都)とWeb配信のハイブリッド形式にて開催され、約150名が参加した。
最初に奥山氏(歯科衛生士、オーラルケアクリニック新宿有田歯科医院)による開会の挨拶が行われ、その後9名の歯科衛生士によるプレゼンテーションが行われた。以下に演題と演者を示す。
「これまでの歯科衛生士人生とこれからの目標」西尾菜々子氏
「私の目指す道~もうナンチャッテとは言わせない」森田弥生氏(ともにピース歯科・矯正歯科)
「歯科衛生士っておもしろい ~仕事と育児の両立で見えてきたこと」二神奈月氏(新川崎おとなこども歯科クリニック)
「患者さんの笑顔を支える仕事 ~32年間の歩みを振り返る」浜端町子氏
「歯科衛生士になって良かった ~わたしの歯科衛生士10年間」内田有香氏(ともに丸山歯科医院)
「歯科衛生士を天職に ~夢のある歯科衛生士人生の始まり」上杉有希奈氏(山中歯科医院)
「子育てしながら歯科衛生士を続けてこられたわけ」松下麻美子氏(ブレーメン通りのたぶち歯科)
「患者さんと向き合える歯科衛生士を目指して」沼澤葉奈氏(塚本歯科クリニック)
「3年間のがむしゃら奮闘記 ~健康観を高めて治せる歯科衛生士に」小林秋穂氏(塚本歯科クリニック)
各演者からは、今回のテーマにもある歯科衛生士になって良かったと思えたきっかけや歯科衛生士としての在り方、奥山氏との出会いによって自身の気持ちや患者さんとの向き合い方がどのように変化したのかについて語られた。
次に奥山氏による講演「歯科衛生士になって良かった」が行われた。氏は、歯科衛生士の離職率が高いことや、スキルに対する不安が復帰を妨げる理由の1つとなっていることを問題として挙げ、ライフイベントも意識したうえでスキルを身につけることが重要であると述べた。そのうえで、歯科衛生士がスキルを身につけるためには、院長がリーダーシップをとり医院の方向性を伝え、同じ方向に向かって歯科衛生士として何ができるのかを問いかけること、歯科衛生士が患者さんと向き合える診療システムを作ることが大事だとまとめた。
最後に、谷口威夫氏(長野県開業)による歯科衛生士へのメッセージが伝えられ、閉会した。