学会|2025年2月5日掲載
天川由美子氏による教育講演などが行われる
日本臨床歯科学会東京支部、2024年度第2回ステップアップミーティングを開催
さる2月2日(日)、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都)において、日本臨床歯科学会東京支部2024年度第2回ステップアップミーティング(日本臨床歯科学会東京支部主催、大河雅之会長)が開催され、120名以上の参加者を集め盛会となった。
午前はまず、大河会長による開会の挨拶後、天川由美子氏(東京都開業)が教育講演として「MI審美 成功の秘訣」の演題にて登壇。歯科医師としての自身のラーニングステージを紹介するとともに、氏が取り組んできた審美修復治療、なかでもコンポジットレジン修復およびポーセレンラミネートベニア修復について詳説。接着のステップを中心に、テクニックのポイントを多くの症例・動画とともに解説した。講演の最後には会場の若手歯科医師に向けて、「自分の好きな分野であれば勉強も臨床も楽しい。“これだけはだれにも負けない!”という分野を見つけて進んでほしい」とメッセージを送った。
午後からは一般講演2題が行われた。中村茂人氏(東京都開業)の座長のもと、湯川慎太郎氏(東京都開業)が「包括的な診査診断を行い、咬合再構成及び前歯部にインプラント治療を行った症例」の演題で、また高山祐輔氏(神奈川県開業)の座長のもと、西田卓矢氏(兵庫県勤務)が「テトラサイクリン歯による審美障害を伴う病的咬合に対し、咬合再構成を行なった症例」の演題でそれぞれ登壇。各講演後には、本ステップアップミーティングの特徴の1つである活発なディスカッションが行われた。
最後に、松尾幸一氏(東京都開業)が閉会の辞を述べ、盛会裏に終了した。なお、きたる3月2日(日)には、赤坂インターシティコンファレンス(東京都)において、日本臨床歯科学会東京支部第3回例会が「近未来の補綴修復治療について語ろう」をテーマに開催予定となっている。