社会|2025年4月1日掲載
156か国から13万5千名を超える歯科関係者が来場
世界最大級の展示会、IDS2025開催
さる3月25日(火)から29日(土)の5日間、ケルンメッセ会場(ドイツ・ケルン)において、41st International Dental Show(IDS2025、ケルンメッセ/GFDI〈歯科産業振興協会〉主催)が開催された。
2年に一度開催される本展示会には、156か国から13万5千名を超える歯科関係者が来場(2023年は約12万名)。61か国から2,010社(うちドイツ国外からの出展は1,547社)が出展し(2023年は1,788社)、7つのホールにまたがる計180,000㎡の会場で、世界最大規模のデンタルショーが繰り広げられた。
今回は対面での展示に加え、コロナ禍以降に導入されたデジタルプラットフォーム「IDSconnect」が引き続き採用され、ライブ配信やオンデマンド配信による情報発信が行われた。これにより、来場者はハイブリッド形式で最新情報を入手することが可能となっていた。
5日間にわたる展示のなかでも特に注目を集めたのは、“AIの活用”だった。資料採得、検査・診断、インプラント埋入、患者管理など、AI技術によるさまざまなサポートを紹介する企業が多数出展。加えて、初公開となる機器や材料の実演にも力が入れられていた。さらに、デジタルデンティストリーのシームレスな推進を目指し、企業間の業務提携や新たなソフトウェアの発表も相次ぎ、来場者の関心を集めていた。
なお、次回のIDSは2027年3月16日(火)から20日(土)の5日間、同じくケルンメッセ会場にて開催される予定である(本展示会の詳細レポートは、小社発行の雑誌などに掲載予定)。