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社会|2022年11月1日掲載

2022年FDI世界歯科会議

岩崎万喜子氏が日歯初となる女性委員に当選

プレゼンテーションを行う岩崎万喜子氏(写真提供:日本歯科医師会)。
プレゼンテーションを行う岩崎万喜子氏(写真提供:日本歯科医師会)。
 10月3日(月)、日本歯科医師会(以下、日歯)はプレスリリースにて、9月19日(月)からスイス・ジュネーブにおいて3年ぶりに対面形式で開催されたFDI(世界歯科連盟)世界歯科会議に参加したことを発表した。会期中の24日に総会で行われたFDI常設委員会委員選挙の結果、日歯が推薦した岩崎万喜子氏(京都府開業)が、FDIの会員連絡・支援委員会委員にトップ当選したことを報告した。日歯初の女性委員が誕生したとともにFDI内部組織のWDW(世界女性歯科医師会)副会長にも就任するなど大きな成果を挙げた。

 また、日歯代表団は開催初日に行われた7か国歯科医師会会議(日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、韓国〔カナダは欠席〕)に出席。各国の歯科医師会が抱える課題について情報交換を行うなかで日歯は、「若い世代の歯科医師の歯科医師会への入会」を議題として提示した。他の参加国からは「FDIタバコと砂糖の問題最新状況」、「7か国会議の今後の資金調達」、「高齢者・施設介護と歯科におけるパンデミック後の対応」などの課題が提起された。その後も3か国歯科医師会会議(日本、オーストラリア、ニュージーランド)などをはじめ多岐に渡るセッションに参加し、歯科医療を巡る現状と課題について活発な意見交換がなされた。

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