2023年7月3日掲載
ムツー株式会社
歯科医師・長縄拓哉氏、歯科医院のロゴを制作
長縄氏は、アートを用いて行動変容を研究する歯科医師として注目されていて、自身がデジタルハリウッド大学大学院で研究しているテーマ「医療や健康に無関心な人々への現代美術の特性を応用したコニュニケーションデザイン」について、論文投稿のほか、現代美術作品の制作やグッズのデザインなどを手がけ、それらの作品自体も美術界で高い評価を受けている。
今回手がけた歯科医院のロゴにはアナグリフが応用されていて、赤青メガネを通して見ることで、立体画像として鑑賞することができる。
長縄氏によると、「治療を終えた子どもたちは、スタッフから赤青メガネをもらい、外に出てメガネをかけ2階にあるクリニックの窓を見上げます。赤青メガネをかけてクリニックのロゴを見ている子どもたちが気になり、通行人もクリニックの窓に目が行きます。すると、『こんなところに歯医者があったのか』さらには『あのメガネが欲しい』と言われたら、子どもを歯科医院に連れて行くきっかけ(コミュニケーション)が生まれます。このようなストーリーが展開される思いを込めて描きました」と述べた。