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社会|2023年8月1日掲載

令和4年歯科疾患実態調査

8020達成者は51.6%、前回調査よりわずかに増加

8020達成率の推移(厚生労働省の資料をもとに編集部作成)。
8020達成率の推移(厚生労働省の資料をもとに編集部作成)。
 6月29日(木)、厚生労働省は「令和4年歯科疾患実態調査」の結果を公表した。本調査は、わが国の歯科保健の状況を把握し、今後の歯科保健医療対策を推進するための基礎資料を得ることを目的としている。昭和32年から6年ごとに実施していたが、平成24年に策定した「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項」の中間評価に合わせ、平成28年の調査から調査周期が5年に変更された。なお、本調査は令和3年に実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響によって令和4年に実施された。

 今回の調査では、8020達成者(75歳以上85歳未満の数値から推計)は51.6%で、前回平成28年の調査結果(51.2%)に比べてわずかに増加した。

 歯科検診の受診状況については、過去1年の間に歯科検診を受診した人の割合は58.0%で、男性より女性の方が受診率が高い傾向となっている。また歯肉の状況について、歯周ポケット(4mm以上)を有する人の割合は全体では47.9%で、高齢になるにつれ増加傾向となっており、65~74歳ではもっとも高い56.2%、75歳以上では56.0%となっている。

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