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学会|2023年11月5日掲載

(一社)日本歯科衛生学会

地域医療連携における歯科衛生士の専門的役割に着目

4年ぶりに学術大会が現地開催され、会場には歯科衛生士を中心に約1,500名が参集した。
4年ぶりに学術大会が現地開催され、会場には歯科衛生士を中心に約1,500名が参集した。
 9月16日(土)から18日(月)の3日間、静岡県コンベンションアーツセンターグランシップ(静岡県)において、日本歯科衛生学会第18回学術大会(森野智子大会長、吉田幸恵学会長)が「人生100年時代、求められる地域医療連携とは―歯科衛生士の専門性を探る―」をメインテーマに開催された。

 2日目の特別講演では、「患者の声から考える医療」と題し、渡邉順子氏(静岡県立大学看護学部特任教授・副学長)が登壇。医療現場や看護教育におけるインフォームドコンセントや医療面接の重要性とともに医療者の考え方や見方を示した。

 招聘講演では、ファン・ユンスク氏(大韓歯科衛生士協会会長)が「韓国歯科衛生士の過去と現在、そして未来」と題して講演。日本と同様に、歯科衛生士養成機関の教育年数が段階的に延長され、国際歯科衛生士連盟(IFDH)に加盟するまでの経緯が説明された。

 最終日には、シンポジウム「がん患者を支える地域連携の重要性 静岡がんセンターの取り組み」が行われた。まず、百合草健圭志氏(静岡県立静岡がんセンター歯科口腔外科部長)が基調講演を行い、口腔支持療法による効果や意義などを解説した。その後、安藤千賀子氏(歯科衛生士、静岡県立静岡がんセンター)が院内での取り組みや静岡県歯科衛生士会と共催の講習会を紹介し、大川晃子氏(静岡県歯科衛生士会副会長)ががん患者を支える歯科衛生士の役割について解説。そして、久山幸恵氏(看護師、静岡県立静岡がんセンター)ががん患者の悩みや負担・苦痛について説明した。

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