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学会|2024年1月5日掲載

(一社)日本歯科医学会連合

医療職連携委員会フォーラムを開催

本フォーラムのまとめでは、自身のキャリア形成や専門性の確立について総括がなされた。
本フォーラムのまとめでは、自身のキャリア形成や専門性の確立について総括がなされた。
 2023年11月19日(日)、一般社団法人日本歯科医学会連合(以下、学会連合、住友雅人理事長)による医療職連携委員会フォーラムが「歯科衛生士のバージョンアップ~認定歯科衛生士の資格を活かす~」をテーマにWeb開催された。

 本フォーラムは、日本歯科衛生士会と日本歯科技工学会の広告可能な専門資格制度の確立を目指し、高い専門性を有する歯科衛生士や歯科技工士の育成と業務の質の向上を目的に企画されたもの。

 冒頭、住友氏は挨拶のなかで、厚生労働省による医療広告ガイドラインに則った広告表示に定める審査基準に言及し、「歯科衛生士を主体に構成された法人格を有する団体の必要性」を強調するとともに、歯科衛生士に対して継続的な支援を行う方針を示した。

 つぎに吉田直美氏の座長のもと、林 糸津香氏(歯科衛生士、和歌山県歯科衛生士会)、中山良子氏(歯科衛生士、岡山県歯科衛生士会)、石井里加子氏(歯科衛生士、オーラルヘルスサポート歯科すみだ)、荒木美穂氏(歯科衛生士、朝日大学歯科衛生士専門学校)、西村三美氏(歯科衛生士、東邦大学医療センター大橋病院)、立浪康晴氏(富山県開業)による講演が行われた。

 歯科衛生士の5氏は、取得した専門資格の概要とともに臨床に専門性が活かされたエピソードを述べた。続いて立浪氏は、日本歯科医学会(住友雅人会長)の新歯科医療提供検討委員会による最終答申「これからの歯科医療提供体制の新機軸として期待される地域支援型多機能歯科診療所(医療機関)」の概要を解説した。