2016年12月18日掲載

「これからの歯科医療と衛生士の未来」をテーマに

株式会社モリタ、デンタルプラザOSAKAグランドオープン記念講演会開催

株式会社モリタ、デンタルプラザOSAKAグランドオープン記念講演会開催
 さる12月18日(日)、株式会社モリタデンタルプラザOSAKA100周年記念ホール(大阪府)において、デンタルプラザOSAKAグランドオープン記念講演会(株式会社モリタ主催)が「これからの歯科医療と衛生士の未来」をテーマに開催され、100名が参集した。

 森田晴夫氏(株式会社モリタ代表取締役社長)による挨拶の後、スペシャルゲストの針山愛美氏(バレエダンサー・ベルリン国立バレエ団)が「人との出会いを大切に~キャリアアップをしていくなかで大切に思う事~」と題して登壇。自身の経験から、人と出会い、信頼関係を築いていくことが大切だとし、一人ひとりの患者と向き合う歯科医療にも共通することではないかと述べた。最後には踊りを披露し、参加者を魅了した。

 続いて、牧江寿子氏(歯科衛生士)は「セルフケアとプロフェッショナルケア~2W1Hとは~」と題し、歯周病治療におけるセルフケアとプロケアを効果的に行う方法を紹介した。磨き癖のある患者には、歯ブラシの当て方よりもまず磨く順序を指導することや、フロスと歯間ブラシのどちらを処方すべきかの見極め方、ブラッシングで歯肉を引き締めてからスケーラーを挿入することで患者の痛みに配慮できるなど、臨床に生かせる情報が詰まった内容に、熱心にメモを取る参加者が多く見受けられた。

 最後に木原敏裕氏(奈良県開業)による「患者さんの持つ情報から問題点を読み取る!」と題する講演が行われた。はじめに、治療のゴールは何か、そのためには何が必要かをとらえるために資料をしっかりと採得することが重要だと述べた。また、最終的には術後の安定を考え、メインテナンスのしやすい状況へと導くため、先を見据えることが必要だとし、今後、歯科衛生士は歯科医師や歯科技工士とより連携していくことが重要であると言及。チームとして歯科医療に臨んでいくべきだと締めくくった。

 休憩時間には施設内のショールームやセミナールームの見学をはじめ、針山氏、モリタ友の会のマスコットキャラクターとの記念撮影なども行われ、盛会裏に終了した。

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