社会|2024年8月7日掲載

日大松戸歯学部2年生のジベク・アイデンさんが優勝

令和6年度SCRP日本代表選抜大会開催

令和6年度SCRP日本代表選抜大会開催

 さる8月6日(火)、歯科医師会館において、令和6年度(第30回)日本歯科医師会スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム日本代表選抜大会(SCRP大会)が開催された。本大会は、歯科学生みずから研究テーマを設定し、その内容や調査結果を競うもの。歯科界の発展を担う研究者・教育者・開業医の国際的な輩出を目的とし、各国歯科医師会主催のもと現在では世界中で開催されている。

 本年度は全国歯科大学・歯学部から20校が参加し、当日午後より審査会場にて各大学を代表する学生が英語によるプレゼンテーションを行った後、審査が行われ、その結果が表彰式にて発表された。以下、審査結果を示す。

1位:「新素材:グルカン依存性口腔疾患予防用光触媒の開発」(ジベク・アイデンさん、日大松戸歯学部2年生)

2位:「咀嚼による三叉神経中脳路核―青斑核間のATPシグナル伝達について」(田村和輝さん、鹿児島大歯学部4年生)

3位:「オートファジー及びミトコンドリアを標的とした口腔癌シスプラチン耐性解除」(伊藤菜々穂さん、岡山大歯学部4年生)

 優勝したアイデンさんは、「優勝できるとは思っていなかったのでとてもうれしいです」と述べ、きたる2025年3月に米国・ニューヨークで開催される国際歯科研究学会米国部会(AADOCR)学術大会に参加し、日本代表として発表するとともに、世界各国のSCRP代表学生、歯学研究者などとの交流を図る予定。

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