Web限定 2025年1月1日掲載 第1回 自覚症状のない口腔機能障害とは? それ、「かくれ顎関節症」かも 口を開けられない患者さんの対応法(第1回) 後で読む 第1回 自覚症状のない口腔機能障害とは? 口腔機能を診るニーズの高まり 近年、歯科疾患は器質的問題から機能的問題へ変化しつつあり、機能における対応が重要視されるようになったことをうけ、2018年には小児期の口腔機能発達不全症、高齢期の口腔機能低下症が保険収載された。この背景には、歯科の役割のひとつに健康寿命の延伸が期待されるなかで、口腔機能への対処が求められてきたことが挙げられる。 運動器は、筋肉と骨、関節から構成され、人の意志によって動かすことのできる器官であり、運動器が機能す... 島田 淳 しまだ・あつし 東京都開業/日本顎関節学会常任理事 1987年、日本大学歯学部卒業。1991年、日本大学大学院歯学研究科修了(補綴学専攻)。1995年、日本大学助手(補綴学教室)。1999年、東京歯科大学講師(スポーツ歯学研究室)。2005年、医療法人社団グリーンデンタルクリニック理事長。2017年、神奈川歯科大学臨床教授(包括的咬合機能回復外来)。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。