同窓会|2024年11月18日掲載
多様性への対応をテーマに、女性の参画の推進に向け意見交換が交わされる
第71回全国歯科大学同窓・校友会懇話会開催
さる11月16日(土)、パシフィコ横浜(神奈川県)において、第71回全国歯科大学同窓・校友会懇話会(当番校:神奈川歯科大学同窓会、大舘 満会長)が「同窓会活動でのダイバーシティ(多様性)への対応」をメインテーマに開催され、全国各地の歯科大学同窓・校友会の担当役員が参集した。
当番校を代表し、大舘氏(神奈川歯科大学同窓会会長)による挨拶後、蓮池芳浩氏(日本歯科医師会副会長)、太田謙司氏(日本歯科医師連盟会長)、守屋義雄氏(神奈川県歯科医師会会長)、鹿島 勇氏(神奈川歯科大学理事長)による来賓挨拶が行われた。なかでも蓮池氏は、高橋英登氏(日本歯科医師会会長)の祝辞を代読し、また太田氏は歯科大学の定員割れが続く現状に危機感を示し、歯科が学生にとって魅力的な職種になるための改革の必要性を訴えた。
次の報告では、今回の開催テーマに基づく事前のアンケート結果の共有とともに、意見交換が交わされた。特に性別の項目については、大学によっては女性が半数を超えている現状そして、男性歯科医師を対象に女性歯科医師に対する意識調査の実施などの取り組みが紹介され、女性の視点にたった同窓会運営への意識改革について有意義なデスカッションが行われた。その後、近日に開催予定である各校同窓会記念式典の告知とともに、次回当番校の明海大学歯学部同窓会(中村睦夫会長)より第72回は、きたる2025年11月8日(土)、ホテルメトロポリタンエドモント(東京都)とのアナウンスがなされた。
続いて、講師として招聘された辻本好美氏(尺八演奏)による講演が行われ、自身の尺八との出会いとともに尺八の名の由来やつくり、文化などが紹介された。なかでも、尺八奏者の大多数が男性ゆえに男性社会の根強い文化があったが、近年女性の奏者が増加傾向にあることで、女性への配慮も進んできている変革が語られた。
その後の協議では、次々回当番校の選出が執り行われ、予定どおり朝日大学歯学部同窓会(中川豪晴会長)が承認され、次回当番校の中村会長の挨拶にて本会は締めくくられた。
なお、その後は懇親会会場にて辻本氏とギタリストによる尺八コンサートが行われ、氏のオリジナル楽曲を含む全8曲が披露された。コンサート終了後は、櫻井 孝氏(神奈川歯科大学学長)による乾杯の発声の後、しばし歓談の時間となった。コース料理とともに地酒が振る舞われ、参加者らは交流を深めた。