社会|2023年1月6日掲載
クインテッセンス出版(株)
徳倉 圭氏による第32回Webセミナーが開催
まず徳倉氏は、「『予防矯正』とは子どもたちの悪い歯並びや口腔習癖を予防・改善すること」と述べ、患者の年齢ごとに取り組んでいる戦略を紹介。0~4歳前後では、食育や正しいと思える成長発育の支援を行う、5~6歳前後では、口腔筋機能療法により習癖を除去する、7歳前後では、インビザラインファーストによる萌出スペースの確保と萌出誘導を行う、と成長段階に沿ったプログラムを解説した。
そして「スタッフへの伝え方」「同意を得られやすい7つのポイント」として、相手との利害関係が一致するように誘い、そのポイントとして相手が能動的に動きやすい内容で誘うことが大事と述べた。また、「成果を出し続ける強い組織をつくるための考え方」として、「予防矯正」の構築はビッグプロジェクトで院長案件となること、医院が壊れないための対策を解説。そして健全な経営を行うにあたり、プロジェクト開始前後で売り上げや利益率の推移に目を向ける必要性を述べた。
最後に、スタッフが本書を能動的に使って歯科医院で「予防矯正」を実践できるようになるまでのロードマップとともに、組織として成長するための取り組みについて解説した。