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社会|2023年6月3日掲載

(一社)日本顕微鏡歯科学会

第19回学術大会・総会が開催、約500名が参集

開会の挨拶を行う会長の三橋 晃氏。
開会の挨拶を行う会長の三橋 晃氏。
 4月22日(土)、23日(日)の両日、ビッグパレットふくしま(福島県)において、日本顕微鏡歯科学会第19回学術大会・総会(高橋慶壮大会長、三橋 晃会長)が「口腔疾患に対する顕微鏡下の精密治療」をテーマに、約500名が参集して盛大に開催された。本大会は、基調講演、特別講演、教育講演、シンポジウム、AMED口演、歯科衛生士シンポジウム、大会長賞受賞講演、ランチョンセミナー、一般口演、ポスター討論などの多数のプログラムが企画された。

 初日の開会式では、会長の三橋氏(神奈川県開業)、実行委員長の山田嘉重氏(奥羽大学)がそれぞれ開会の辞を述べた。その後、各会場にて多数の演者が講演。なかでも、大会長の高橋氏(奥羽大学)による基調講演「顕微鏡を活用した精密歯科治療」では、氏が2年前から海外学術誌のゲストエディターを務めている経験から、精密歯科治療のための顕微鏡歯科治療の有効性と、それを実現するために顕微鏡歯科治療を教育体制に組み込むことの重要性を指摘した。

 2日目の大河原純也氏(茨城県開業)による大会長賞受賞講演「歯科用顕微鏡を使った遠隔指導システムの臨床」では、歯科医師のみならず歯科衛生士の働き方も変える顕微鏡の新しい使い方が披露され注目を集めた。

 どのセッションにおいても演者それぞれの顕微鏡の活用方法が発表され、盛況となっていた。特に一般講演で発表した若手の歯科医師に対して質問するとともに、自身の経験をアドバイスするなど、顕微鏡歯科治療の普及への会場の一体感が印象的であった。

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