専門医を志す歯科医師へ 2024年5月号掲載 第4話:歯科麻酔の活用と他科連携を見据えた展望(後編) 後で読む 歯科麻酔科医として期待される一般臨床スキルの必要性 前編では、歯科麻酔の現状や歯科麻酔と他科連携がもたらす付加価値についてお話しいたしました。後編では、歯科麻酔科医のあるべき姿や現在の私の働き方も紹介しながら、歯科麻酔科医の専門性を含めたキャリアについて深掘りしたいと思います。 私は、歯科麻酔専門医であったとしても歯科医師として基礎的な一般臨床のスキルは必要だと考えています。たしかに設備や人材が整っている大規模な医療機関であれば、歯科麻酔科医は麻酔治療を提供する以上... 飯島毅彦 いいじま・たけひこ (一社)日本歯科麻酔学会理事長 1983年、東京医科歯科大学歯学部卒業。1987年、同大学大学院歯学研究科修了。杏林大学医学部麻酔科学講座准教授を経て、2011年4月より昭和大学歯学部全身管理歯科学講座歯科麻酔科学部門教授。2013年4月、同大学歯科病院副病院長。2021年より現職。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。