Web限定 2024年6月17日掲載 Dr.鈴木・スポーツデンティストの日常―スポーツ歯科よもやま話―(第6回) 後で読む 第6回 マウスガードの着用は選手の競技力向上に有用? マウスガードの役割と効果 これまで、運動時の顎の動きについてお話ししてきた。今回は、これまで述べてきた顎の動きや筋活動をふまえたうえでマウスガード(以下、MG)はどのような役割と効果を発揮するのか?あるいは顎の動きを阻害しないMGはどうあるべきなのか?について話をしていきたい。はじめにMGの役割についてだが、以下の10項目が挙げられている1。 1.スポーツ外傷の軽減・予防 2.強い噛みしめによる咬耗の予防 3.相手選手に対す... 鈴木浩司 すずき・ひろし 日本大学松戸歯学部クラウンブリッジ補綴学講座准教授 1993年、日本大学松戸歯学部卒業。1997年、同大大学院歯学研究科歯学専攻修了。2002年同大歯学部助手。2006年、同大選任講師。2019年4月より同大准教授を務める。その他、日本睡眠歯科学会理事、日本スポーツ歯科医学会理事など要職多数。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。