特集 2024年7月号掲載 特別寄稿 顎関節症の研究から 口腔機能管理の意義を再考する (前編) 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2024年7月号」より抜粋して掲載。 健康寿命の延伸に寄与する顎の機能障害の改善 近年、人生100年時代といわれるなかで、いかに平均寿命と健康寿命の差を縮めるかが喫緊の課題となっている。平均寿命には内臓器が、健康寿命では運動器が医学的に重要な役割を担う。すなわち内臓器は人の生命をつくり、運動器は人の生活をつくっていることから、いかに運動器の機能を管理するかが健康寿命延伸のための鍵となっている1。そのような背景もあ... 島田 淳 しまだ・あつし 東京都開業/日本顎関節学会常任理事 1987年、日本大学歯学部卒業。1991年、日本大学大学院歯学研究科修了(補綴学専攻)。1995年、日本大学助手(補綴学教室)。1999年、東京歯科大学講師(スポーツ歯学研究室)。2005年、医療法人社団グリーンデンタルクリニック理事長。2017年、神奈川歯科大学臨床教授(包括的咬合機能回復外来)。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。