特集 2024年9月号掲載 特別寄稿 顎関節症の研究から 口腔機能管理の意義を再考する (後編) 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2024年9月号」より抜粋して掲載。 開口量と舌圧の関係からみえる無自覚な「かくれ顎関節症」の増加 顎関節症は、咀嚼筋、顎関節の痛み、顎関節雑音、開口障害を主な症状として、20歳代から50歳代までの女性に好発する成人期の顎機能障害である。前編では、顎関節症を口唇閉鎖力、舌圧の低下などの口腔機能障害を併せもつ「口腔機能変調症」として考えることで、小児期の「口腔機能発達不全症」、高齢期の「口腔機能低下症」とともに、生... 島田 淳 しまだ・あつし 東京都開業/日本顎関節学会常任理事 1987年、日本大学歯学部卒業。1991年、日本大学大学院歯学研究科修了(補綴学専攻)。1995年、日本大学助手(補綴学教室)。1999年、東京歯科大学講師(スポーツ歯学研究室)。2005年、医療法人社団グリーンデンタルクリニック理事長。2017年、神奈川歯科大学臨床教授(包括的咬合機能回復外来)。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。