地域支援型多機能歯科診療所構想 2023年8月号掲載 第7話:最終答申からみえる歯科界の方向性(前編) 後で読む 最終答申における2040年を見据えた歯科医療提供のあり方 私が本年6月まで委員長を務めました日本歯科医学会(住友雅人会長)の新歯科医療提供検討委員会は、5月30日付けで最終答申「これからの歯科医療提供体制の新機軸として期待される地域支援型多機能歯科診療所(医療機関)」を提出しました。本答申は、昨年7月に中間答申をまとめた後、本年2月に新歯科医療提供検討委員会フォーラム「地域支援型多機能歯科診療所(医療機関)の役割とあるべき姿」をオンライン形式で開催し、有識者から幅広い意見をうかが... 立浪康晴 たちなみ・やすはる 前新歯科医療提供検討委員会委員長、(医)星陵会たちなみ歯科口腔外科クリニック理事長 1994年、東北大学歯学部卒業。1998年、同大大学院歯学研究科修了。同年、同大歯学部附属病院勤務。1999年、国立仙台病院(現:仙台医療センター)歯科口腔外科勤務。2004年4月、立浪歯科医院継承の後、同年12月、たちなみ歯科口腔外科クリニックを開院。2020年より東北大学臨床教授を務める。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。