社会|2020年11月26日掲載
Doctorbook academy
『補綴・咬合の迷信と真実』出版記念講演会が盛会
本講演会は『補綴・咬合の迷信と真実―EBDを採り入れた治療のアート&サイエンス―』(クインテッセンス出版)の著者で、いずれも米国補綴専門医の資格を有する須田剛義氏(大阪府勤務)、土屋嘉都彦氏(大分県開業)、木戸淳太氏(福岡県勤務)によるオンライン講演およびディスカッションが行われた。
午前の冒頭、イントロダクションで須田氏は、「理想的な補綴治療はサイエンス(科学的根拠)とアート(経験知)によって可能となる」と述べ、講演会の趣旨を説明した。
続く土屋氏の講演では、適応症の選択を強調したうえで、全顎的なインプラント補綴の成功のための治療計画のポイントについて詳説した。
午後の木戸氏の講演では、補綴治療で審美的な結果を出すためには、「顔面」「口唇」「歯肉」「歯」の4要素を評価し、それらの総合的な調和を図る必要があると解説。4要素それぞれについて文献を示しながら詳説するとともに、症例を供覧した。
次いで、須田氏の講演では、初めにインターディシプリナリートリートメント(連携治療)における各分野の役割を説明。その中でも補綴分野で行うべきことを掘り下げながら、症例を用いて解説した。