社会|2023年4月4日掲載
下間矯正研究会
出版記念講演会に約180名が参集し、盛大に開催
会場では、長年にわたり矯正治療を追求してきたSORGの結晶ともいうべき書籍がついに刊行されたとして、その内容に基づいた講演が展開され、同書を片手に聴講する姿がみられた。
開会後、「SORG45年の歩みと現在」(下間一洋氏)、「混合歯列期の治療戦略」(蓮池氏、兵庫県開業)、「骨格に応じた歯列の要件」(市川正人氏、福井県開業)、「難症例の見極めと骨格へのアプローチ」(佐名川氏、岡山県開業)に始まり、洲脇道弘氏(岡山県開業)、下間雅史氏(神奈川県開業)、竹北益生氏(岡山県開業)、井筒正嚴氏(兵庫県開業)によるケースプレゼンテーションなどを挟み、「包括的歯科治療への矯正治療の応用」(井筒大輔氏、兵庫県開業)、「治療の目標は下顎前歯の位置でしか語れない」(釜田博史氏、奈良県開業)まで、全12演題が講演された。特に午後から行われた「口元が美しく見える要件とは?」(前編・井筒大輔氏、後編・下間一洋氏)では、「鼻の高さとInterincisal angle、Holdaway分析の理想値の覚え方、鼻の高さの覚え方」などの資料が机上配布され、審美的要件をふまえた解説に聴衆は熱心に聞き入っていた。