2010年11月13日掲載

インプラント治療に関する広範なテーマが語られる

<font color='green'><b>デンタルコンセプト21 2010年度例会・総会</b></font>

<font color='green'><b>デンタルコンセプト21 2010年度例会・総会</b></font>
 さる11月13日(土)、14日(日)の両日、ノーベル・バイオケア・ジャパン品川研修室および東京コンファレンスセンター・品川(いずれも東京都)において、デンタルコンセプト21(中村社綱最高顧問、三好敬三会長)2010年度例会・総会が、約340名(13日:約130名、14日:約210名)を集め盛大に開催された。  13日は、特別プログラムとして歯科技工士セッション、歯科衛生士・アシスタントセッションが行われ、それぞれ盛況を博した。  14日は、まずデンタルコンセプト21の各支部を代表する演者が会員発表を行い、伊藤慎一氏(宮城県開業)、広野 敬氏(東京都開業)、西山 敦氏(神奈川県開業)、谷津利夫氏(千葉県開業)、中川昌樹氏(愛知県開業)、高山賢一氏(矢田生活協同組合医療センター・歯科口腔外科部長)、和田徹志氏(広島県開業)、稲留裕士氏(熊本県開業)が登壇した。  つぎに教育講演が行われ、星野 元氏(東京都開業)が現在製品化されている各インプラントシステムの特徴と最新情報について、木津康博氏(神奈川県開業)が計画時と施術時において極力誤差を出さずにNobelGuideTMを応用するためのポイントについて、白鳥清人氏(静岡県開業)がピエゾサージェリーを用いたインプラント手術と各種骨造成法について、それぞれ講演を行った。  最後は、「DC21コンセンサス」と銘打たれた講演が行われ、中村社綱最高顧問(熊本県開業)が審美部位のインプラント治療において守るべきプロトコール、抜歯後即時埋入の適応症・禁忌症などについて、下尾嘉昭氏(岸病院高度インプラントセンター長)がAll-on-4を始めとした即時荷重治療のポイントについて、三好敬三会長(東京都開業)がサイナスフロアエレベーションの各術式の適応基準と、自身が開発した新しいアプローチ法について、それぞれ解説した。  2日間にわたり、各講演に対しては多くの質問を投げかけられるなど、聴講者の参加意識の高さを感じる充実した会となった。

関連する特集