2014年12月14日掲載

講師に旗手勝浩氏を招聘

「東京都歯科技工士会生涯研修 応用講習会2」開催

「東京都歯科技工士会生涯研修 応用講習会2」開催

さる12月14日(日)、中野区産業振興センター(東京都)において、「東京都歯科技工士会生涯研修 応用講習会2」(東京都歯科技工士会主催)が、旗手勝浩氏(Ippin Dental Laboratory,Inc.)を講師に招聘して開催された。当初は60名を定員として告知されていたが、当日は100名近くの聴講者が会場を訪れた。

講師の旗手氏は、大阪歯科学院専門学校卒業後、大阪セラミックトレーニングセンターを経て、コマーシャルラボと院内技工室で勤務し、その後に渡米。渡米後は、審美歯科の分野で世界的に著名なDr. Cherilyn Sheetsの歯科医院で勤務した後、ロサンゼルスでIppin Dental Laboratory,Inc.を開業していたという経歴をもつ。そして昨年、日本に帰国し、東京の北青山で同名のラボを開業している。講演の前半では、その経歴を紹介するとともに、「本気のスイッチを入れたときから、人は変わる。そして大概のことはできるようになる」という氏が自身の経験から学んだという考えを紹介した。

後半では、「歯科業界に新風を巻き起こす! ~日本の歯科技工界の明るい未来像のために~」と題して講演を行った。まず、氏が考える歯科界の問題点、歯科技工士界の問題点を挙げ、それに対して氏が実践する行動を紹介し、「国民に対して歯科技工士の認知度を上げることが大切」などと述べた。

歯科技工士業界が抱える問題を解決することは簡単なことではないが、旗手氏の試みは、その問題の解決策を模索するためのひとつの形といえるだろう。まだまだ、大きな動きとは言えないが、今後どのように旗手氏が行動し、業界が影響を受けるのか大いに期待したい。

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