社会|2024年12月24日掲載

教育講演に岡﨑英起氏を招聘し、長期症例を挙げて治療時に重視すべきことが解説される

i6 第6回総会開催

i6 第6回総会開催

 さる12月22(日)、グランフロント大阪北館タワーC(大阪府)において、i6 第6回総会が約50名を集めて開催された。i6(奥田浩規会長)は「歯科を通じて世界に貢献する」を目標に2015年に設立され、関西を中心に活動しているスタディグループである。

 午前は「受講生によるケースプレゼンテーション」が8名の若手歯科医師によって行われた。本プレゼンテーションはi6が主催しているインプラントビギナーコースの受講生に対するステップアップの場としても役立っている。以下に発表者を登壇順に示す。

藤田俊祐氏(岡山県勤務)、小山高広氏(大阪府勤務)、森下晃次氏(岡山県勤務)、栗原崇實氏(大阪歯科大学高齢者歯科学講座)、麻生由樹氏、加藤 創氏(ともに兵庫県勤務)、中原崇道氏(徳島県勤務)、土井原貴生氏(大阪府勤務)

 ここではi6理事と今回の教育講演の演者である岡﨑英起氏(大阪府開業)の審査により、藤田氏がアワードを受賞した。

 昼休憩を挟み、本総会のメインとなる岡﨑氏による教育講演「インプラント治療を行う前に考慮すべきこと」が行われた。岡﨑氏は自身の手がけたインプラント長期症例を供覧し、現在の口腔状態に至った経緯を考えて治療計画を立案すべきで、今後どのような経過を辿るのかも考えながら治療をしてほしいと説いた。また、インプラント埋入を行う際、最初に手掛けてほしいケースとして、咬合や歯周組織に問題がなく、臼歯部欠損、中間歯欠損といった条件の症例だと話し、インプラントを埋入するということはその患者を長期にわたって診続ける義務があると締めくくった。

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