2016年11月24日掲載
「オーラルフレイル」に関する考え方が示される
日歯、定例会見を開催
開会後の挨拶で堀会長は、さる11月14日(月)に開催された「世界糖尿病デー10周年/全国糖尿病週間メディアセミナー」で日本医師会をはじめとする各団体の代表者のなかで糖尿病と歯科のかかわりについて講演し、メディアの関心を集めたことについて触れながら、医科歯科連携を推進する1つとして、今後も積極的に取り組む姿勢を示した。
その他では、佐藤 保副会長より「オーラルフレイル」(下段参照)について日歯の考え方が示された。佐藤副会長は、同日開催された厚生労働省「医療計画の見直し等に関する検討会」においても「オーラルフレイル」の今後の方向性や位置づけが示されたことを報告。日歯がこれまで進めてきた「8020運動」ともに、今後は国民にわかりやすく周知していくための「オーラルフレイル」に関するQ&Aも準備を進めていくとした。
『オーラルフレイル』を理解して、健康長寿を目指しましょう
『オーラルフレイル』は、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増えるなどのささいな口腔機能の低下から始まります。早めに気づき対応することが大切です。これらの様々な口の衰えは身体の衰え(フレイル)と大きく関わっています。
日本歯科医師会は、「8020運動」に『オーラルフレイル』という新たな考え方を加え、健康長寿をサポートしてまいります。