2019年12月11日掲載
「How far we’ll go?~低年齢からの予防への挑戦~」をテーマに
2019年度NPD総会が開催
初日は、海外よりDr. John Mew(イギリス)を招聘して特別講演「不正咬合について考える」が行われた。バイオブロック・セラピーの創始者であり、90歳を超えた今もエネルギッシュな氏の講演に、会場は感動に包まれた。
2日目は、まず井上代表(愛知県開業)による基調講演が行われ、その後「子どもたちの機能の発育不全を低年齢からどのようにすれば重症化させないようにできるのか」を命題に、4名の演者が講演した。演題・演者を以下に示す。
「“0歳からの口腔育成個別サポート”取り組みの紹介」中村ゆかり氏(歯科衛生士、やまうち小児歯科)
「乳幼児の予防歯科~子どもちゃんのお口をなんとかせねば!」宮坂乙美氏(歯科衛生士、NDL株式会社)
「すべての輝ける子どもにわたしができる発達支援 ―乳幼児期の食べる・のむを中心に―」中野 崇氏(愛知県開業)
「臨床現場での口腔機能育成の意義と課題 ―歯科医師の立場から行うべきこと―」清水清恵氏(東京都開業)
いずれの演者も、子どもたちの健康を守り育てる医療の実際について、それぞれの立場から解説。また、講演後のディスカッションでは会場から多くの質問が寄せられ、演者からの明日の臨床に直結する回答に、多くの参加者が熱心に聞き入っていた。