2022年12月16日掲載
4テーマ8部門、歯科部門が新設
第4回医療マンガ大賞、受賞作品が決定
本賞は、横浜市が医療広報の一環として2019年度より実施しているもので、視点の違いによる医療コミュニケーションギャップをマンガでわかりやすく伝えるため、さまざまな協力企業・団体から提供されたエピソードを元に、一般公募でマンガ作品を募っている。10月7日から 11月6日まで作品を募集、44本の作品応募があった。
第4回となる今回は、歯科部門が新設され、「歯科受診のタイミング」として歯科衛生士と患者さんの2つの視点が設定された。マンガの原作となる募集エピソードは4テーマ8部門あり、各部門の入賞作品は、審査員を務めるマンガ家や医療従事者8名が選定。応募総数44作品の中から大賞１作品・入賞7作品、特別賞12作品が受賞作品として選出された。
審査員を務めた『ちはやふる』の作者である末次由紀氏（マンガ家）は「応募してくださった方の真摯さや懸命さが、内容への引力になっていたと思います。多くの方により読んでもらえる作品とは……と私自身深く考えながらの審査でした」（一部抜粋）とコメントを寄せた。
大賞は「看取りが近づいた時に」をテーマに、患者家族の視点から看取りに向き合う患者家族の葛藤を圧倒的な画力で描いたうめだまりこさんの作品に決定した。また、「歯科受診のタイミング」をテーマでは、歯科衛生士視点で池田すっぽんマニアさん、患者視点で美紀心作さんの作品が部門賞として決定した。
なお、大賞・入賞作品の他、12 作品が特別賞として、下記WEB サイトで紹介されている。また、今後「医療マンガ大賞」の受賞作品を振り返りながら「医療情報を伝えること」に関するトークイベントも実施予定とのこと。
URL：https://iryo-manga.city.yokohama.lg.jp/
