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政治|2022年8月7日掲載

日本歯科医師連盟

山田 宏氏が組織代表として当選、政治力の発揮に意欲を示す

満願成就で開眼したダルマを手に取る高橋英登氏と山田 宏氏(写真右)。
満願成就で開眼したダルマを手に取る高橋英登氏と山田 宏氏(写真右)。
 7月11日(月)、歯科医師会館において、日本歯科医師連盟(以下、日歯連盟、高橋英登会長)による記者会見が開催された。

 冒頭の挨拶において高橋会長は、10日に投開票された第26回参議院議員通常選挙に言及。ほとんどの組織候補者が前回よりも獲得票数を減らすなか、歯科界組織代表として山田 宏氏(参議院議員)は約25,000票伸ばし、175,871票を獲得して当選したことについて、「会員の先生にご理解をいただけた結果」と総括した。また、安倍晋三氏(元内閣総理大臣)が8日の遊説中に凶弾に倒れたことにふれ、安倍氏が歯科界にも大きく貢献してきた実績を紹介するとともに哀悼の意を表した。

 引き続き、山田氏は今回の選挙戦をふり返り「投票数が伸びた唯一の候補となり、日歯連盟の先生方の努力は計り知れない」と謝辞を述べた。そのうえで自身が主張してきた3つの柱について力説。まず、組織代表の使命について述べ「組織代表は政治家の仕事であり、学術研究会で発表するのとは違う。歯科に関心のない議員にも理解してもらい人を集める力(政治力)を発揮することが役目」と主張し、これまで政治の場において結果を残し続けてきた自身の実績をアピールした。次に、国民皆歯科健診の基本方針について言及。「国民皆歯科健診は義務ではない。自民党のプロジェクトチームが中心となり政府と協力し、今後の方針を固め3年以内に一定のめどをつける」と今後の方向性を述べた。また、国民皆歯科健診による諸問題の解決については「低い技術料の解消や歯科技工士・歯科衛生士の人材確保のきっかけとなり、歯科界の明るい未来の突破口となる!」と強調した。最後は、新型コロナウイルスの影響を受け遊説できなかったもどかしさにふれた。

 次に、比嘉奈津美氏(参議院議員)は山田氏が獲得票数を伸ばしたことについて言及した。また、初・再診料の増点、金銀パラジウム合金高騰への対応が日歯連盟の先生方に評価していただけたことや、国民にも歯科の介入による疾病予防や重症化抑制効果が周知されてきたことを挙げた。

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