社会|2024年11月19日掲載
歯科関係者14,137名が参集
東京デンタルショー2024開催
さる11月16(土)、17日(日)の両日、東京ビッグサイト(東京都)において、東京デンタルショー2024(大東京歯科用品商協同組合主催、一般社団法人日本歯科商工協会特別協賛)が開催され、「口腔から全身の健康を科学する~東京で新しい世界を体験しよう!最新の歯科医療との出会いの場!~」をテーマに188社が出展した。来場者数は2日間で14,137名(歯科医師3,114名、歯科技工士1,149名、歯科衛生士2,764名、歯科助手498名、歯科学生1,181名、商工業者3,894名、同伴者1,537名)にのぼった。
展示会場では、CAD/CAMや歯科用マイクロスコープ、CTなど最新の歯科医療機器の展示や、歯科医療従事者を講師としたセミナーが行われた。そのほかにも、東京都歯科衛生士会の協力のもと、新作から定番の白衣を着用できる「Dental Wear Collection」が行われたほか、「歯科界の匠たちのモノづくり」と題して、歯科器材がどのように製作されているのかを学べるパネル展示など、さまざまな企画が催された。
生涯研修セミナー会場では、2日間にわたり全21プログラムの講演が開講された。なかでも、株式会社モリタ主催のセミナーでは、「デジタルデバイスを活用(DX)するための歯科クリニックのシステム作りの『はじめの一歩』」と題し、山羽 徹氏(大阪府開業)が登壇。これから自院をDX化したいという歯科医師向けに、患者データなどを一元管理し、効率的に運用するシステムを示しつつ、デジタルデータを効果的に用いた事例を紹介した。また、株式会社NNGによるセミナーでは、「歯科クリニックのDX化」と題し、木下英明氏、畠山一朗氏(ともに東京都開業)、佐藤麗奈氏、江野澤あゆみ氏(歯科衛生士、ともに大宮SHIN矯正歯科)が登壇。それぞれ自院をDX化することで得られた日常臨床でのメリットやソフト、機材を導入する際のポイントなどを解説した。