社会|2024年12月17日掲載
「白鳥勉強会」が名前も新たに始動、 1日で計28名が登壇し充実の講演会となる
Swans Tokyo開催
さる12月15日(日)、TKP東京駅カンファレンスセンター(東京都)において、Swans Tokyo(主催者:白鳥清人)が約35名を集め開催された。
Swans Tokyoは、以前は「白鳥勉強会」とよばれていたもので、もともと静岡県三島市の白鳥歯科の内々の勉強会として10名程度で発足したものである。白鳥氏(静岡県開業)を中心とする定例勉強会や通年コースの受講生などで徐々に仲間の輪を広げ、この度“Swans Tokyo”として名称も新たに再スタートとなった。
なるべく多くの会員に発表の機会を与えることを旨に、今回は計28名が登壇することとなった。基本フォーマットは1名あたり15分の持ち時間で10分の発表と5分のディスカッションを繰り返すが、最後を飾る主催者・白鳥氏だけは45分程度の持ち時間となった。
以下に発表者を登壇順に示す。
北條弘明氏(東京都開業)、八木洋二郎氏(山形県開業)、井上高暢氏(東京都勤務)、田村 大氏(神奈川県開業)、菊池健志氏(茨城県開業)、奥山雅人氏(埼玉県開業)、石橋真之介氏(広島県開業)、中澤和真氏(東京歯科大学)、柴崎竣一氏(慶応義塾大学)、今井俊輔氏(静岡県開業)、池田洋之氏(静岡県開業)、世良田紀幸氏(茨城県開業)、伊藤正紀氏(神奈川県開業)、椎名崇文氏(東京都勤務)、平野琢起氏(大阪府開業)、関原賢治氏(神奈川県開業)、大久保宏彌氏(宮城県開業)、中島邦博氏(兵庫県開業)、瀧口博也氏(兵庫県開業)、長谷川 慶氏(静岡県開業)、難波正英氏(神奈川県開業)、福田幹久氏(北海道開業)、長谷川幸生氏(静岡県開業)、嶋崎 宏氏(東京都勤務)、井原雄一郎氏(東京都開業)、新谷武史氏(群馬県開業)、雨宮 啓氏(神奈川県開業)、白鳥氏。
テーマは、セメント質剥離やCR充填、AIを用いた論文検索、智歯抜歯、顎補綴、侵襲性歯頚部吸収、スタッフ育成、矯正、ペリオ、エンド、顎咬合など、インプラントに限らず多岐にわたり、個々人が現在注力している歯科臨床がおおいに語られた。
最後の白鳥氏は、現在「Quintessence DENTAL Implantology」誌で連載している‟動画で学ぶインプラント外科 基本の「き」”の内容にもふれながら、「いかに低侵襲に骨増生を行い、インプラントを用いて口腔機能を回復させるかをつねに考えている」と述べ、後半にはブロック骨移植をともなう圧巻の症例の数々を供覧し、会場を沸かせた。
新進気鋭の30代の若手から経験豊富なベテラン歯科医師まで幅広い年齢層が所属し、また得意とする診療科目のバリエーションも多彩なSwans Tokyoは、年2回のペースでこのような発表会を続けていく予定である。