学会|2020年6月26日掲載
日本顕微鏡歯科学会
2020年第1回JAMD Webセミナー開催
まず、会長の三橋氏(東京都開業)による本Webセミナーに関する趣旨説明の後、第17回学術大会の大会長の和田氏(九州大学教授)、JAMD前会長の辻本恭久氏(日本大学松戸教授)、JAMD理事の澤田則宏氏(東京都開業)がそれぞれ挨拶を行った。その後、三橋氏による「Microscopeを用いた感染予防対策への取り組み」と題した講演が行われた。
三橋氏は新型コロナウイルスに関連し、ウイルスの主な感染経路には接触感染、空気感染、飛沫感染などがあり、歯科診療は感染リスクが高いことを示した。そのような中でも、ラバーダム防湿を行うことで飛沫感染リスクを下げられることを伝えた。
また氏は、JAMD会員である内田宜孝氏(神奈川県開業)がマイクロスコープの対物レンズにビニールをつけて飛沫感染を防ぐ方法を見て感動したことを紹介し、一般的に自宅で散髪する際に使用するヘアドレッサーやポリ袋などを用い、試行錯誤をしながらマイクロスコープにドレープをかけて飛沫感染を防ぐ工夫について、その一部始終を詳しく解説した。