社会|2023年10月5日掲載
日本デジタル矯正歯科学会
第2回学術大会・総会に約400名が参集
深澤大会長の挨拶の後、補綴歯科分野から、馬場一美氏(昭和大学教授)が「歯科医療の近未来―データベース基盤型歯科医療―」、近藤尚知氏(愛知学院大学教授)が「デジタルワークフローの臨床応用の現状と限界―口腔内スキャナーとCAD/CAMの精度を測る―」と題して講演。馬場氏は、デジタル化社会は必ず到来することを強調したうえで、現在の補綴歯科におけるデジタルソリューションとともに今後の歯科臨床におけるビッグデータの利活用について展望を述べた。
またアライナー矯正治療のトピックとして尾島賢治氏(東京都開業)による「アライナー型矯正治療における可能性と限界」、荻野 茂氏(京都府開業)による「医院価値を強化し、患者価値を創造するデジタルトランスフォーメーション(DX)―現場力×デジタル×創造力―」、矯正歯科治療に活用できるデジタルデバイスのトピックとして金尾 晃氏(岡山県開業)による「Digital-Based Orthodontics 三次元デジタル矯正歯科学」が講演された。
なお、海外からもGye Hyoung Lee氏(大韓デジタル矯正歯科医会会長)とNearchos C. Panayi氏(キプロス開業)がWeb配信にて参加し、3Dデータを活用した治療のソリューションについて解説した。