Web限定 2024年10月1日掲載 パノラマ・CT所見で考える 智歯の診断・治療・管理(第10回) 後で読む 第10回:歯胚の形成時期について 下顎智歯の先天性欠損は何歳になったらわかるのでしょうか。筆者の長男は12歳時にすべての智歯が確認できませんでしたが、13歳時に撮影したパノラマX線写真に石灰化を始めた左側上顎智歯を認めました。今回は、下顎智歯の歯胚の形成時期について報告したいと思います。 第2大臼歯と下顎智歯の萌出の関係 下顎智歯は早ければ6歳からパノラマX線写真で確認できると報告されており、遅くとも13歳までには下顎智歯の欠損の有無が確認できると考えられています。下顎智歯の歯胚... 山城崇裕 やましろ・たかひろ 福岡県開業 2000年、九州大学歯学部卒業後、九州大学病院顔面口腔外科勤務。2006年、博士号取得(歯学博士)。飯塚病院歯科口腔外科、大隅鹿屋病院歯科口腔外科、九州大学顔面口腔外科、福岡県内の歯科医院を経て、2016年、やましろ歯科口腔外科開院(福岡県福津市)。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。