健康を支える病院歯科 2022年12月号掲載 第11回(最終回):医療の要となるチーム医療を目指して 後で読む 歯科の最先端医療から最前線医療へ 私が歯科医師になった2003年当時、インプラント治療の全盛期であり、抜歯後即時埋入や革新的なインプラント表面性状がつぎつぎに上市されていた時代でした。一方で、当時の日本は1994年から高齢社会に突入しており、今後の超高齢社会を見据えた医療を検討しなければならない時代の到来を感じていました。 私は当時の最先端の歯科医療よりも、これからは高齢者に対する包括的な歯科医療+摂食嚥下リハビリテーションが今後の最前線の歯科医療ではないかと思い、高齢者歯科の... 寺中 智 てらなか・さとし 足利赤十字病院リハビリテーション科口腔治療室長 2003年、神奈川歯科大学卒業。2007年、東京医科歯科大学大学院修了(歯学博士)。2009年、同大学高齢者歯科学分野特任助教。2010年、同大学歯学部附属病院スペシャルケア外来・摂食リハビリテーション外来医員。2013年、足利赤十字病院リハビリテーション科。現在に至る。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。