健康を支える病院歯科 2022年8月号掲載 第7回:家族の想いを込めた歯科のDX 後で読む リハ職と連携して患者さんと家族をサポート 私はリハビリテーション科に所属しているため、リハ職との連携が取りやすい環境にあります。今回は脳梗塞で搬送されてきた40代の患者さんとその家族、リハ職と連携して当院にある3Dプリンターを駆使した症例についてご紹介したいと思います。 患者さんは私と年齢が近かったこともあり、記憶が鮮明に残っていました。入院から2~3日経過後に急激に上下肢の麻痺が進行し、あっという間に四肢麻痺となりました。また呼吸も浅くSpO2が下がってしまうため気管切開を行い、急性期は... 寺中 智 てらなか・さとし 足利赤十字病院リハビリテーション科口腔治療室長 2003年、神奈川歯科大学卒業。2007年、東京医科歯科大学大学院修了(歯学博士)。2009年、同大学高齢者歯科学分野特任助教。2010年、同大学歯学部附属病院スペシャルケア外来・摂食リハビリテーション外来医員。2013年、足利赤十字病院リハビリテーション科。現在に至る。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。