歯科放射線科医から見た 「がん口腔支持療法」 2024年12月号掲載 第 11 回(最終回):チーム医療としての口腔支持療法 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2024年12月号」より抜粋して掲載。 歯科放射線科医の役割と可能性 歯科放射線科医の仕事には、頭頸部放射線治療患者さんの口腔支持療法と口腔がんの放射線治療の他に、頭頸部領域の画像診断があります(図1)。当然、画像診断の基礎を学び・実践しているからこそ、チーム医療としての口腔支持療法を円滑に進められているのだと私自身も感じています。 画像診断を行うにあたって、画像だけでなくその向こう側をつねに意識しなければなりません。画像の向こう側とは、依... 勝良剛詞 かつら・こうじ 新潟大学医歯学総合病院歯科放射線科病院准教授 日本がん口腔支持療法学会副理事長。日本歯科放射線学会口腔放射線腫瘍認定委員。MASCC/ISOO Mucositis study group member。1999年から3年間、医学部放射線医学教室にて放射線治療の研修を行い、2020年から2年間、放射線医学研究所にて研究員として所属。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。