健康を支える病院歯科 2022年11月号掲載 第10回:脳卒中患者に対する早期介入の有用性 後で読む 日本人の死因の第4位「脳血管疾患」 本邦の脳血管疾患は死亡原因の第4位(2021年度)とされています。その中でもっとも多く占めるのが脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)であり、その後遺症として摂食嚥下障害を発症することも多いため、誤嚥性肺炎を合併することがあります。当院も入院患者の中で脳卒中は多く、神経内科や脳神経外科の先生方は、日夜多忙な毎日を過ごされています。 当院の脳卒中患者に対する口腔内のアプローチ 本連載の第1回に脳卒中の患者さんに対して口腔衛生管理を... 寺中 智 てらなか・さとし 足利赤十字病院リハビリテーション科口腔治療室長 2003年、神奈川歯科大学卒業。2007年、東京医科歯科大学大学院修了(歯学博士)。2009年、同大学高齢者歯科学分野特任助教。2010年、同大学歯学部附属病院スペシャルケア外来・摂食リハビリテーション外来医員。2013年、足利赤十字病院リハビリテーション科。現在に至る。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。