歯科放射線科医から見た 「がん口腔支持療法」 2024年11月号掲載 第10回:放射線治療用口腔内装置の有用性 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2024年11月号」より抜粋して掲載。 当院での口腔内装置の使用の経緯 2018年、密封小線源の保持や正常組織の防護を目的とした放射線治療用の口腔内装置が保険導入されました。 私が放射線治療を始めた頃、密封小線源治療(いわゆる組織内照射)では線源の保持と骨壊死予防を目的とした口腔内装置を作製し使用していましたが、その他の放射線治療(いわゆる外部照射)では口腔内装置を使用していませんでした。当院で外部照射用の口腔内装置の使... 勝良剛詞 かつら・こうじ 新潟大学医歯学総合病院歯科放射線科病院准教授 日本がん口腔支持療法学会副理事長。日本歯科放射線学会口腔放射線腫瘍認定委員。MASCC/ISOO Mucositis study group member。1999年から3年間、医学部放射線医学教室にて放射線治療の研修を行い、2020年から2年間、放射線医学研究所にて研究員として所属。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。