社会|2021年11月3日掲載
クインテッセンス出版(株)
小川勝久氏による第14回Webセミナーが開催
まず、小川氏は歯科医師の心構えとして、「歯科医院は人生の大部分を過ごす場所であり、若いうちから知識や技術の習得、器材などへの投資は惜しまないこと」と主張した。また、インプラント治療を円滑に進めるために自院で取り組んでいる治療計画書の作成について紹介し、自分自身に対しての確認やトラブル防止などのメリットを強調した。
次に、インプラント治療が上達するためのポイントについて解説。事前に模型を用いてしっかりシミュレーションすることや経験豊富な先生に教えを乞うことなど、技術力向上のための研鑽が必要と説明した。また、器材の使い方や点検、スタッフ間の連携を含め医院全体として準備しておくことを推奨した。
最後に、ミスが発生した後の対応についてもふれ、「まずは素直に自身のミスを認めて患者さんにお詫びをし、その後も真摯に対応し誠意を示すこと」だと述べた。
講演後の質疑応答では、基礎的な質問に対してもていねいに解説を行うなど、終始小川氏の誠実さと情熱が伝わる講演となり盛会となった。