2019年10月14日掲載
歯周治療のスペシャリストが一堂に会する
第4回 再生療法の今を語る!開催
![第4回 再生療法の今を語る!開催](https://img.quint-j.co.jp/topicfile/2706/IMG_0059.jpg)
まず、座長を務めた和泉雄一氏(医歯大名誉教授)が、「新時代の歯周組織再生治療」と題し、基調講演を行った。総論として、歯周治療は失われた組織の再生が究極の目的であるとし、そこにいたるまでの再生療法の術式や材料の変遷の歴史に始まり、現在行われている最新の研究を紹介した。再生療法の進化とともに、術者のクリニカルスキルと知識が重要であるとまとめ、6名の演者の講演からそれらを学んでほしいとまとめた。以下に各演題と演者を示す。
・「再生療法・結合組織再生」(船登彰芳氏、石川県開業)
・「再生療法における成功の鍵」(石川知弘氏、静岡県開業)
・「Challenging periodontal regenerative therapy for severe case」(白石和仁氏、福岡県開業)
・「Microsurgery in Periodontal Regeneration」(北島 一氏、静岡県開業)
・「あの衝撃から… 自身の臨床仮説」(長谷川嘉昭氏、東京都開業)
・「リスク因子からみた歯周組織再生療法」(水上哲也氏、福岡県開業)
講演後に行われたディスカッションにおいては、歯周組織再生材の違いについてどういった患者や症例に用いるかなど多数の質問が寄せられ、受講者の真剣さと熱気が伝わってきた。