企業|2024年11月5日掲載
3Mのヘルスケア部門が独立し、新会社としてスタート
ソルベンタム合同会社、メディア向け発表会を開催
さる11月4日(月)、ソルベンタム本社(東京都)において、ソルベンタム合同会社(東京都、北村隆文代表)によるメディア向け発表会が開催された。同社は2024年4月に、3Mのヘルスケア部門から分社化し、10月1日に社名変更を行い新たなヘルスケア企業としてスタートした。
開会後、Karim Mansour氏(ソルベンタム合同会社デンタルソリューションズグローバルプレジデント)より、同社の概要や今後の展開について説明がなされた。氏は、同社の社名「Solventum」の由来となった「solving(解決)」と「momentum(勢い)」についてふれながら、70年以上にわたってエビデンスに基づく高品質なソリューションを臨床現場に提供し続けてきた活動を紹介。また米国市場を中心とするグローバルでの売上などの資料を示しながら、新製品上市の予定を含めた今後のビジョンについても語った。
その後、別会場では「ソルベンタムデイ」と題するパーティーが催され、同社製品のユーザーである歯科医師をはじめ、販売・流通にかかわる歯科ディーラーなど歯科医療関係者が多数参集した。会場では、Mansour氏による挨拶が行われたのち、Hui Min Koh氏(同社デンタルソリューションズアジア太平洋地区バイスプレジデント)によるプレゼンテーションでは、予防歯科や修復治療、矯正歯科の分野への製品開発に関する方向性が示されるとともに、日本市場への期待や歯科医師とより緊密な連携を図っていくことなどが強調された。
引き続き行われた来賓挨拶では、高橋英登氏(日本歯科医師会会長)、居波 徹氏(日本矯正歯科学会専門委員会副委員長)、宮崎真至氏(日大歯学部教授)、山﨑長郎氏(日本臨床歯科学会理事長)が登壇し、それぞれの立場から同社製品との臨床・研究に関するエピソードが紹介されたほか、新たなヘルスケア企業としてスタートする同社への心温まるメッセージが送られた。