歯科放射線科医から見た 「がん口腔支持療法」 2024年8月号掲載 第7回:小児がん診療の難しさと口腔管理(後編) 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2024年8月号」より抜粋して掲載。 小児がんにおける口腔衛生管理の実際 当科では、がん治療における薬剤の種類と量、照射野と線量、口腔の状態と血液データなど、全身の状態で若干の変更はありますが、小児も成人も同様の口腔衛生管理を行っています(図1)。唯一、変更している点は、歯科医師や歯科衛生士を含めたチームの口腔のアセスメントと介入に対する心構えだけであり、そのように若手スタッフには指導しています。実際、これらの優... 勝良剛詞 かつら・こうじ 新潟大学医歯学総合病院歯科放射線科病院准教授 日本がん口腔支持療法学会副理事長。日本歯科放射線学会口腔放射線腫瘍認定委員。MASCC/ISOO Mucositis study group member。1999年から3年間、医学部放射線医学教室にて放射線治療の研修を行い、2020年から2年間、放射線医学研究所にて研究員として所属。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。