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社会|2024年4月6日掲載

(公社)日本歯科衛生士会

令和5年度歯科衛生推進フォーラムを開催

歯科衛生士に望まれる専門性を検討するとともに、確立に向けた活発な議論が展開された。
歯科衛生士に望まれる専門性を検討するとともに、確立に向けた活発な議論が展開された。
 2月12日(月)、ステーションコンファレンス東京(東京都)において、公益社団法人日本歯科衛生士会(吉田直美会長)による令和5年度歯科衛生推進フォーラムが開催され、都道府県歯科衛生士会の関係者らが参集した。

 本フォーラムは、「少子高齢化の進展や疾病構造の変化にともなう歯科保健医療ニーズの変化に対応するための知識・技能の習得や地域歯科衛生活動の指導者育成」を目的に開催された。当日は、国の歯科保健医療の方針や施策の情報共有、そして歯科衛生士の役割などについて意見交換がなされた。

 開会後、小嶺祐子氏(厚生労働省保険局医療課歯科医療管理官)より「歯科保健医療の動向」と題する講演が行われた。小嶺氏は、診療報酬改定に至るまでの流れを解説するとともに、歯科衛生士による口腔衛生管理や口腔機能管理の重要性が注目されていることを強調した。

 その後は、吉田直美氏が座長を務め、大屋朋子氏(病院委員会委員)、武藤智美氏(診療所委員会委員長)、長 優子氏(地域歯科保健委員会委員長)、村西加寿美氏(在宅・施設口腔健康管理委員会委員長)、鈴木 瞳氏(教育養成委員会委員)、吉田幸恵氏(日本歯科衛生学会学会長)の6名の演者による講演が行われた。また、各委員会委員より、国の整備指針をふまえながら歯科衛生士に期待される役割とともに、求められている専門性や今後の展望が述べられた。

 最後の質疑応答では、日本歯科衛生士会の組織率の課題や教育基盤の充実に向けた意見交換がなされ、盛会となった。

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