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政治|2023年12月1日掲載

三師会合同記者会見

次期診療報酬改定に向けて財源の確保を主張

左より山本信夫氏、松本吉郎氏、高橋英登氏。
左より山本信夫氏、松本吉郎氏、高橋英登氏。
 11月10日(金)、日本医師会館(東京都)において、三師会(日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会)による合同記者会見が開催された。本会見は、令和6年度診療報酬改定の議論が年末に向けて本格化してきたことにともない、政府ならびに与党へ財源の確保を要望するために開催されたもの。

 開会後、松本吉郎氏(日本医師会会長)は挨拶のなかで、「医療界が一体・一丸となって診療報酬改定の大きな方向性において声を1つにして歩んでいく」と強調。また、令和6年度診療報酬改定に向けて適切な財源の確保を求めていく要望書を取りまとめ、三師会が一体となって政府・与党にはたらきかけていく姿勢を示した。

 高橋英登氏(日本歯科医師会会長)は、財務省のマイナス改定への主張に対して「現場のこと見ていないのではないか。また、歯科材料は輸入が多いため、円安の状況では負担が多くなる。国民のための医療を実現するための原資を確保していただきたい」と訴えた。

 山本信夫氏(日本薬剤師会会長)は、「2人にまったく同感である。多くが中小企業である薬局は賃金のベースアップどころか人材の確保にも窮している。財政審(財政制度等審議会財政制度分科会)のマイナス改定という主張はまったく理解に苦しむ」と述べた。

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