トピックス 2013年12月7日掲載 <font color='green'><b><font color='green'><b>EPSDC研修会、歯内療法学コースを開催</b></font></b></font> 後で読む さる12月7日(土)、8日(日)の両日、国際文化会館および東京ミッドタウン(いずれも東京都)において、EPSDC研修会(宮下裕志主宰)による歯内療法学コース(ステージ4)の第1回研修会が開催された。本研修会は、スカンジナビアンスタイルの歯科医療を5つのステージ(ステージ1:診査診断学ベーシックコース、ステージ2:診査診断学アドバンスコース、ステージ3:歯周病学コース、ステージ4:歯内療法学コース、ステージ5:海外のスペシャリストに学ぶ)からトータルに学んでいけるように構成されている。 冒頭、宮下氏より、「スカンジナビアの歯科医療は細菌学・生物学を中心に進んできたために、質の高いエビデンスが大切にされてきている。初期にはいまでは行えないような研究も重ねていたこともあるほど」と特徴が述べられた。 イントロダクションも兼ねた今回は「エンドのグローバルスタンダードとは何」という課題が与えられていて、受講者全員で発表とディスカッションが行われた。またスカンジナビアでは、歯内療法において細菌感染を問題視しており、感染除去と再感染予防を起こさないようにすることが重要と述べ、症例をあげながら無菌的な治療についての講義が行われた。必要なことはラバーダムと消毒による無菌化となるが、ラバーダムのかけ方にも注意が必要であるとした。そして根管治療のゴールは、根管の感染の予防と除去であるとまとめた。